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【アパレル崩壊】三越伊勢丹は苦境は続く!百貨店業界の未来がヤバい!

かつては庶民の憧れの場所だった百貨店も、今では閑古鳥が鳴く有様です。
 
その波は、
最大手の三越伊勢丹にも訪れています。
 
昨今のアパレル崩壊は、
三越伊勢丹を含む百貨店業界に大ダメージを与えています。
 
ではどうして百貨店業界は
そのような苦境に見舞われているのでしょうか。
 
今回は、百貨店業界の苦境の理由と、
三越伊勢丹の今後について記事にしようと思います。
 
 

時代の流れが百貨店を追いつめた!

 
1980年代から90年代にかけて、
百貨店は庶民にとって憧れの場所でした。
 
高級なシャンデリアが天井から下がっていたり、エレベーターガールが優しい笑顔を見せてくれたり、 近所のスーパーでは味わえないような高級感に満ち溢れた場所だったのです。
 
屋上に遊園地がある百貨店も多く、
子供にとっても日常から解放される
身近なアミューズメント施設といった感じでした。
 
ところが現在は、
百貨店業界が次々と閉店に追い込まれる時代です。
 
それは、最大手の三越伊勢丹でも例外ではありません。
 
百貨店が次々に閉店していくと、
百貨店のメイン商品となるアパレル業界も大打撃を被ります。
 
百貨店が潰れることにより、
アパレル崩壊が起こるのです。
 
また逆に、
アパレル崩壊によって百貨店が潰れることにもなります。
 
まさに共倒れの関係です。
 
その理由の一つに、
百貨店で扱うアパレル商品の品質の低下があげられます。
 
80年代半ばぐらいまでは、
1万円で売る商品は、
原価4000円ほどで作られていました。
 
ところが最近では、
1万円で売る商品の原価は2000円ほどに下がっています。
 
これでは品質の低下は防げません。
 
お客さんの目も肥えているので、
「この品質で1万円?」といった具合に、
値段と品質の関係を鋭く見抜きます。
 
さらに、百貨店に憧れを持った世代が高齢に差し掛かったことも大きな原因になっています。
 
次なる若い世代を取り込まなければ経営が成り立たないのですが、若い世代はユニクロなどの安い量販店でファッションを購入しています。
 
これにより、百貨店はごく一部の既存客向けに商品を作らざるを得なくなります。
 
するとますます新規客を取り込むことが難しくなっていきます。
 
こういった悪循環のサイクルが、
百貨店業界をさらに窮地に追い込んでいるのです。
 
 

デパ地下は好調!

 
経営不振のアパレルに代わって好調を維持しているのがデパ地下です。
平日の夕方でも多くの人で賑わっています。
 
その理由は、
年に数回の『晴れの日』に、
かつてほど重きを置かなくなっていることが挙げられます。
 
最近では、クリスマスやお正月、誕生日など、年に数回の特別な日だけ盛大にお祝いするよりも、 ちょっとした特別感を頻繁に味わいたい、ということを望む人が増えているのです。
 
ちょっとした贅沢を味わいたいのであれば、デパ地下の食品を買うだけで足ります。
 
それでも、百貨店全体の売上を考えた場合に、デパ地下だけで経営を黒字にするのには無理があります。
 
三越伊勢丹にしても、
他の百貨店にしても、
今後ますます厳しい状況が待ち受けているのです。
 
 

ネットの普及が、人々を百貨店から遠ざけた!

 
現代は、わざわざ百貨店に足を運ばなくても、ネットで何でも買える時代です。
 
ブランド品でも例外ではありません。
 
百貨店は、庶民のちょっとした憧れから、 価格的にも物理的にも入りづらい空間になってしまったのです。
 
何か必要なものがあった場合には百貨店に買いに行く、 そんな何でもありの役割は、既にネットが台頭しています。 
 
 
三越伊勢丹の終焉は、百貨店業界全体の終焉?
 
日本の百貨店業界の動向を左右するのは、今も昔も伊勢丹です。
 
その伊勢丹の経営が立ち行かなくなったら、それこそ百貨店業界全体の終焉を意味します。
 
ますます苦境に立たされる中、
三越伊勢丹に経営不振を脱却する道はあるのでしょうか?
 
 
 

まとめ

 
今回は、苦境の続く百貨店業界の未来について記事にしました。
 
アパレル崩壊によって三越伊勢丹も続々と閉店している昨今、今後の行く末が気になるところですね。