2016年に上映された大ヒットアニメ映画『君の名は』で一躍脚光を浴びた新海誠監督。
2019年度には『天気の子』が公開され、映画監督&アニメーターとしての地位を不動のものにしました。
日本のアニメ業界に大きく貢献し続けている新海誠監督ですが、その娘もまた才能にあふれた女の子です。
『Foorin』というグループをご存知でしょうか?
『パプリカ』という楽曲で、2019年のレコード大賞にノミネートされた小学生5人組です。
このうち最年少9歳の「新津ちせちゃん」は、なんと新海誠監督の愛娘なのです!
私もこの事実を知ってびっくりしたのですが、と同時に、「親子なのになんで苗字が違うのだろう?」という疑問がわきました。
そこで今回は、新海誠監督と新津ちせちゃん親子の苗字が違っている理由について調べました。
新海誠監督の本名
新海誠監督の本名は、『新津誠』といいます。
新津誠さんは、長野県の大手建設会社『新津組』の御曹司として生まれました。
『新津組』は、新津誠さんの父親が3代目代表取締役に就任し、その手腕で年商70億円もの大企業へと発展させた大手ゼネコンです。
新海誠監督もすごい人物なのですが、実はそのお父さんもまた、地元では知られた成功者なのです。
幼い頃からパソコンやアニメ、海外のSF小説などに触発されて育った新津誠さんは、大学卒業後に実家の建設会社を継ぐことなく、『日本ファルコム』という有名なゲーム会社に就職します。
↑
(新津組の4代目になるという道もあったようですが、葛藤した挙句にゲーム会社への就職を選んだようです。)
日本ファルコムの社員として、アニメーションやパッケージ制作に携わりながら、自主制作アニメーションを制作し始めます。
2001年の初夏、5年間勤めた日本ファルコムを退社し、映画監督としてのキャリアをスタートするのですが、この頃から『新海誠』と名乗るようになりました。
理由は、「新津という名の恩恵は受けない」とのこと!
つまり、長野で有名かつ力のある『新津』の名に頼ることなく、自分の力でのし上がってやるという強い意志の表れです。
芸能人でも二世タレントが活躍する時代ですが、名前によるコネなどを利用するより、自分の力を試してみたかったのでしょう。
新津ちせは本名
新海誠監督の娘であるちせちゃんは、『新海ちせ』ではなく本名の『新津ちせ』で芸能界活動しています。
これにも新海誠監督の計らいがあるようです。
芸名を『新海ちせ』とすると、どうしても『新海誠』という名の影響を受けてしまいます。
たとえ良い影響だとしても、それではちせちゃんのためにならないと新海監督は考えたのでしょう。
自分も親の名の恩恵は受けないと覚悟を決めたのだから、娘にも同じように、親の名の恩恵を受けることなく、厳しい芸能界を自力で開拓してほしいと願ったのです。
厳しいながらも愛のある親心ですね♫
そんなわけで、新海誠監督と新津ちせちゃんは、違う苗字を使っているのです。
まとめ
今回は、新海誠監督と新津ちせちゃんが、親子なのに違う苗字を使っている理由について記事にしました。
ちせちゃんもまた、父譲りの強い意志の持ち主なので、自力でのし上がってやろうという気骨があります。
映画『3月のライオン』のオーディションを受験し、合格して撮影が終わるまで、新海誠監督の娘であることを公表しなかったという逸話があります。
↑
撮影終了後の打ち上げでバレたようですが、それも自分から名乗ったのではく、誰か気づいた人がいたようです。
親子揃って断固たる意志力を持っているので、今後の映画界・芸能界を引っ張っていく存在になりそうですね。