元宝塚星組トップスターの紅ゆずるさんの公演に「放送禁止」という気になる噂があるのをご存知でしょうか？
この噂は、ある日の公演で起きたアクシデントがきっかけで広まったようです。
この記事では、SNSの情報などを元に、なぜ「放送禁止」と言われるようになったのか、その真相に迫ります。
当記事を読めば、紅ゆずるさんの「放送禁止」の噂の真相と、感動の舞台裏を知ることができますよ！
紅ゆずるさんの公演が放送禁止？涙の千秋楽が理由か
紅ゆずるさんに起きた「声が出ない」アクシデント
2019年3月24日、星組の東京宝塚劇場公演の千秋楽で、主演の紅ゆずるさんの身に予期せぬアクシデントが起こりました。
それは、ショー『ESTRELLA（エストレージャス） ～星たち～』の公演中に、突然声が出なくなってしまったのです。
実は、この公演のお正月明け頃から、紅ゆずるさんの声が少し枯れていることに気づいていたファンもいたようです。
連日の公演で喉に相当な負担がかかっていたのかもしれません。
そして迎えた大千秋楽、ついに声が限界を迎えてしまったのでした。
ショーの見せ場である中詰めの場面、紅ゆずるさんの声はほとんど聞こえない状態に。
それでも彼女は、出ない声を必死に振り絞り、歌い、そして踊り続けました。
その姿は、観客に大きな衝撃を与えました。
トップスターとして舞台の真ん中に立ちながら、声が出ないというのは、本人にとってどれほど辛く、悔しい状況だったでしょう。
しかし、彼女は決して舞台を止めませんでした。
この必死のパフォーマンスが、後に「放送禁止」という噂が生まれるきっかけとなりつつも、多くの観客の胸を打つことになったのです。
- いつ：2019年3月24日
- どこで：星組 東京宝塚劇場公演 千秋楽
- 何が：ショーの最中に紅ゆずるさんの声が出なくなるアクシデントが発生
まさに、トップスターの気迫とプロ根性を見せつけた瞬間でした。
この出来事は、単なるアクシデントとしてではなく、紅ゆずるさんの舞台への情熱を物語る伝説の場面として、今もファンの間で語り継がれています。
「プロとして失格」と涙した紅ゆずるさんの言葉
声が出なくなるアクシデントに見舞われた千秋楽。
その後のカーテンコールで、紅ゆずるさんは涙ながらにファンへ想いを伝えました。
普段の明るくパワフルな彼女からは想像もつかない、か細く、しわがれた声でした。
「本当にこんな声で申し訳ない」と切り出し、深く頭を下げる紅ゆずるさん。
そして、涙で言葉を詰まらせながら「プロとして失格です」と謝罪したのです。
この言葉に、客席からはすすり泣きが聞こえ、多くのファンが胸を痛めました。
自分の不調を決して言い訳にせず、最高の舞台を見せられなかったことを誰よりも悔しがっている、彼女の真摯な姿がそこにありました。
さらに感動を呼んだのは、彼女が自分のことだけでなく、周りの人々へ気遣いを見せたことです。
この公演で退団する七海ひろきさんをはじめとする卒業生たちに「元の声に戻ったらちゃんとおめでとうを言わせてください」と語りかけ、ファンに対しても感謝の言葉を繰り返しました。
また、次に控える花組の公演にまで言及するなど、トップスターとしての責任感の強さを見せたのです。
この姿に、ファンからは「立派なトップさんだ」という声が上がりました。
- 涙ながらの謝罪：「プロとして失格です」
- 卒業生への気遣い：声が治ったら改めてお祝いを伝えたい
- ファンへの感謝：どんな状況でも感謝を忘れない姿勢
この涙の挨拶は、紅ゆずるさんのプロ意識の高さと、温かい人柄を何よりも雄弁に物語っていました。
彼女の流した涙と真摯な言葉は、ファンの心に深く刻まれ、この日の出来事を忘れられないものにしたのです。
紅ゆずるさんの放送禁止の噂は本当？感動を呼んだプロ根性
放送禁止ではなく感動へ。ファンの声とSNSの反応
「声が出ない」という衝撃的なアクシデントと、涙の謝罪。
これだけを見れば「放送禁止になるのでは？」と心配する声が上がるのも無理はないかもしれません。
しかし、実際のファンの反応は全く逆のものでした。
SNSには、紅ゆずるさんを責める声は一つもなく、むしろ彼女のプロ根性を称え、感動したというメッセージで溢れかえったのです。
「プロ失格なんかじゃない！出ない声を振り絞り歌いあげていた姿に感動した」「最後までやり切ってて感動しすぎて呼吸できないくらい泣いた」といった声が多数投稿されました。
また、「今日のショーが成立したのは紅ゆずるという人が長年かけて作り上げてきた実績と信頼とキャラクターがあったから」と、彼女がこれまで築き上げてきたものの大きさを再認識するファンもいました。
「放送禁止」というネガティブな言葉とは裏腹に、この日の舞台は「伝説の千秋楽」として、多くの人の心にポジティブな記憶として刻まれたのです。
声が出なくても、その魂のパフォーマンスは確かに観客に届いていました。
むしろ、この逆境があったからこそ、紅ゆずるさんというスターの人間的な魅力や、星組全体の絆の強さがより一層際立ったと言えるでしょう。
ファンは、完璧な舞台だけでなく、たとえ困難があっても必死に立ち向かう姿にこそ、心を揺さぶられるのかもしれません。
アクシデントでも伝わる紅ゆずるさんの声の魅力
声が出ないというアクシデントは、逆に紅ゆずるさんの「声」が持つ魅力に光を当てることになりました。
普段の彼女の声は、ファンから「感情が豊か」「よく通る」「男前でかっこいい」と評されています。
特に、彼女の持ち味であるコメディ作品では、独特のイントネーションや笑いを含んだ声色が大きな魅力となっていました。
そんなパワフルな声を失った状態でのパフォーマンスは、痛々しくも、彼女の表現者としての魂を感じさせるものでした。
声が出なくても、表情やダンス、全身から放たれるエネルギーで観客に想いを届けようとする姿は、まさに圧巻。
技術だけではない、心を伝えることの大切さを教えてくれたようです。
退団後の活躍を見ても、彼女の声の表現力は高く評価されています。
朗読劇『風と共に去りぬ』では「初めてとは思えぬ声の表現がさすが」と絶賛され、舞台に立てば「声の通りがすげえ」と観客を驚かせます。
また、トーク番組に出演すれば、その華やかでよく通る声が「さすが元トップスター」と話題になることも少なくありません。
このアクシデントは、声という一つのツールが万全でなくても、紅ゆずるさんのスターとしての輝きは決して失われないことを証明した出来事だったのです。
彼女の声は、ただ美しいだけでなく、聞く人の心に直接響く特別な力を持っているのでしょう。
宝塚の歴史に残る他の舞台アクシデントは？
宝塚歌劇の長い歴史の中では、紅ゆずるさんのケース以外にも、様々な舞台アクシデントが起こってきました。
しかし、タカラジェンヌたちはその度に驚くべき対応力とプロ意識で乗り越え、それらを伝説に変えてきました。
例えば、紅ゆずるさんと同じ星組のショーで、トップ娘役だった綺咲愛里さんが派手に転んでしまったことがありました。
観客が息をのむほどのアクシデントでしたが、彼女は一瞬で立ち上がり、何事もなかったかのように笑顔で踊り続けたそうです。
その姿に、ファンは心配しつつも大きな拍手を送りました。
また、声に関するアクシデントでは、元花組の未涼亜希さんのエピソードも有名です。
主演を務めた舞台で喉を痛めてしまい、歌うべき曲をすべてセリフに替えて公演をやり遂げたのです。
歌を楽しみにしていた観客も、その咄嗟の判断と舞台を成立させようとするプロ根性に、かえって感動を覚えたといいます。
- 綺咲愛里さん：ショーで転倒するも、すぐに立ち上がり踊り続けた。
- 未涼亜希さん：喉の不調で歌えなくなり、歌パートを全てセリフに変えて演じきった。
これらのエピソードからわかるのは、タカラジェンヌたちが日々、いかに真剣に舞台と向き合っているかということです。
予期せぬトラブルにも動じず、お客様に最高のエンターテイメントを届けようとするその精神こそが、宝塚歌劇が100年以上も愛され続ける理由の一つなのでしょう。
紅ゆずる「放送禁止」の真相！伝説となった涙の千秋楽、感動の舞台裏：まとめ
「紅ゆずる 放送禁止」という噂について解説してきましたが、紅ゆずるさんの公演が放送禁止になったという事実はありません。
この噂は、2019年の千秋楽で起きた「声が出ない」というアクシデントがきっかけで生まれたものと思われます。
しかし、この出来事は放送をためらうような失敗談ではなく、むしろ彼女のトップスターとしてのプロ意識と人間的魅力が溢れ出た、感動的な伝説の舞台としてファンの心に刻まれています。
「プロとして失格だ」と涙ながらに謝罪した彼女の真摯な姿。
そして、それに対して「そんなことはない」と温かい声援と拍手を送り続けたファン。
このアクシデントは、紅ゆずるさんとファンの絆をより一層強いものにしました。
声が出なくても、魂で演じきった彼女の姿は、多くの人々に勇気と感動を与えたのです。
したがって、「放送禁止」の噂は、彼女の真摯さゆえに生まれた都市伝説のようなものと言えるでしょう。
