多くのファンに愛されながらも活動に終止符を打ったGARNET CROW（ガーネットクロウ）。
その解散理由は、公式発表がありつつも、ファンの間では様々な憶測が飛び交っています。
なぜ彼らは解散を選んだのでしょうか？
この記事では、SNSなどのファンの声や情報を元に、ガーネットクロウの解散理由について、公式の見解からファンの間で語られる説まで、深く掘り下げていきます。
当記事を読めば、ガーネットクロウの解散理由に関する公式発表の内容や、ファンによる様々な考察、そして今もなお続く理由探しの背景を知ることができますよ！
ガーネットクロウの解散、その理由とは？
公式発表された解散理由「やりきった」
ガーネットクロウの解散が発表されたのは、2013年3月30日のライブ「GARNET CROW livescope 2013 〜Terminus〜」でのことでした。
ステージの中央にメンバー4人が集まり、ボーカルの中村由利さんから解散が告げられた瞬間、会場は驚きと悲しみに包まれたといいます。
この時の様子は、多くのファンの心に深く刻まれており、SNSなどでも「あの空気感は今でもはっきり覚えてる」「メンバーはどんな気持ちだったんだろう」といった声が見られます。
公式に発表された解散の理由は、「やりきった」という言葉に集約されます。
リーダーであるキーボードの古井弘人さんも、後にTwitterで「中村由利としてやることはすべてやり切ったと宣言して解散した」という趣旨の発言をされています。
最後のアルバムタイトルが『Terminus』（終着駅、終わりという意味）であったことからも、メンバーの中では解散は既定路線であり、その活動のすべてを出し切ったという達成感が解散理由の根底にあったのかもしれません。
実際に、ガーネットクロウは約13年間の活動期間中に、数多くの楽曲を世に送り出しました。
特にアニメ『名探偵コナン』のテーマソングを多数担当したことは有名で、「Mysterious Eyes」や「夏の幻」、「夢みたあとで」など、印象的な名曲がたくさんあります。
ライブパフォーマンスも独特の世界観でファンを魅了し続けました。
解散から7年後の2020年にはデビュー20周年企画が行われましたが、これは再結成ではなく、あくまでスタッフ主導による記念企画（記念Tシャツの販売や、解散ライブのBlu-ray化など）でした。
これも「やりきった」後の活動の一環と捉えることができるでしょう。
このように、ガーネットクロウの解散理由は、公式には「すべてを出し切り、やりきったから」と説明されています。
メンバー自身が納得し、その音楽活動に一つの区切りをつけた、というのが表向きの理由なのです。
AZUKI七の活動と解散理由の関係は？
ガーネットクロウの解散理由について、公式発表の「やりきった」という言葉だけでは納得できないファンも少なくありません。
そうした中で、特に注目されているのが、キーボードで作詞を担当していたAZUKI七さんのプライベートな活動が解散に関係しているのではないか、という憶測です。
ファンの間で話題になったのは、AZUKI七さんが解散前後、特定の政治的な考えを持つ団体に関わり、本名（岩井里絵さん・旧姓は菅谷さん）で「若いお母さん世代の代表」として街頭演説などに参加していたとされる情報でした。
ガーネットクロウの持つ独特で繊細な歌詞の世界観と、その活動との間にギャップを感じたファンもいたようです。
また、これらの活動と並行して、AZUKI七さんが結婚し、お子さんを出産していたことも、解散後に判明しました。
これらのプライベートな事柄が、バンド活動よりも優先されるようになったのではないか、と考えるファンもいます。
さらに、最後のアルバム『Terminus』に収録されている「白い空」という楽曲の歌詞が、特定の神社（靖国神社）をテーマにしているのではないか、という解釈も一部でなされました。
「白い空」の歌詞解釈については、AZUKI七さん本人が公言したわけではありませんが、彼女の活動と結びつけて解釈するファンもおり、作詞家としての彼女の変化がバンドの方向性に影響を与えた可能性を指摘する声もあります。
作曲を担当していたボーカルの中村由利さんが、自身の作ったメロディにそうした特定の思想を乗せられることを快く思わなかったのではないか、という推測も見られます。
これらのAZUKI七さんの活動やプライベートの変化が、他のメンバーとの間に溝を生んだり、バンド活動への集中を難しくさせたりした結果、解散につながったのではないか、というのがこの説の骨子です。
もちろん、これらはあくまでファンの間での憶測に過ぎませんが、解散理由を探る上で無視できない要素として語られています。
ガーネットクロウ解散理由の様々な憶測
解散後も続くファンの考察と理由探し
ガーネットクロウが解散してから、解散から10年以上経っても（※読み込み情報時点）、ファンの間では「なぜ解散してしまったのだろう？」という疑問や考察が続いています。
SNSを見ると、「本当に解散が惜しまれる」「なんで解散したんだよう」「今でも理由が知りたい」といった声が、解散記念日やふとした瞬間に数多く投稿されているのがわかります。
活動当時からのファンはもちろん、解散後にファンになったという人も少なくありません。
アニメ『名探偵コナン』の再放送や過去の主題歌特集、ゲーム『テイルズ オブ エターニア』の主題歌「flying」などをきっかけにガーネットクロウの魅力に気づき、「もっと早く知りたかった」「ライブに行ってみたかった」と悔やむ声も多く見られます。
近年、音楽のサブスクリプションサービス（サブスク）でガーネットクロウの楽曲が解禁されたことも、新たなファン層の獲得や、往年のファンによる再評価につながっているようです。
「サブスク解禁ありがとう！」「やっぱり名曲ばかり」といった喜びの声と共に、改めて解散を惜しむ声も上がっています。
また、解散ライブのBlu-rayが発売された際には、「解散したバンドの映像が出るなんて嬉しい」「見ると泣いてしまう」といった反響がありました。
これは、ガーネットクロウの音楽が決して色褪せることなく、今も多くの人々の心に響き続けている証拠でしょう。
2020年のデビュー20周年企画では、記念Tシャツが20種類も発売されるなど、予想外の展開もありました。
ファンとしては再結成や新しい動きを期待する気持ちもあったかもしれませんが、結果的にそれは叶いませんでした。
こうした公式の動き一つひとつに対しても、ファンは様々な思いを巡らせ、解散理由への関心を新たにし続けているのです。
このように、ガーネットクロウの解散理由は、時を経てもなお、ファンにとって大きな謎であり、語り継がれるテーマとなっています。
メンバー不仲説？ファンの間で囁かれる理由
ガーネットクロウの解散理由として、ファンの間で根強く囁かれているのが「メンバー間の不仲説」です。
特に、ボーカルの中村由利さんと、キーボードで作詞を担当していたAZUKI七さんという、女性メンバー間の不仲が原因ではないか、という見方が多く見られます。
具体的に語られるエピソードの一つに、2009年頃のライブ（通称：横浜事件）での出来事とされるものがあります。
このライブでAZUKI七さんが遅刻し、それに怒った中村由利さんがライブ中にAZUKI七さんにだけ話を振らなかった、というものです。
これが事実かどうかは定かではありませんが、ファンの間では二人の関係性を示す出来事として語られることがあります。
また、AZUKI七さんが結婚・出産を他のメンバーやファンに秘密にしていたとされる点も、信頼関係に関わる問題として捉えられ、不仲説を補強する材料と見られています。
さらに、中村由利さんとギターの岡本仁志さんが「MINIQLO（ミニクロ）」というユニットを組んで活動していた時期がありました。
この活動時期が、AZUKI七さんの妊娠・出産時期と重なるのではないか、という推測も不仲説と関連付けて語られることがあります。
つまり、AZUKI七さんのプライベートな事情と、他のメンバーとの音楽活動へのスタンスの違いが、徐々に関係を悪化させたのではないか、という見方です。
加えて、解散後のメンバーの動向がほとんど伝えられないことも、憶測を呼ぶ一因となっています。
キーボードの古井弘人さん以外のメンバー（中村由利さん、AZUKI七さん、岡本仁志さん）の近況は、公にはほとんど分かっていません。
これは、彼らが所属していたビーイング系のアーティストによく見られる傾向とも言われますが、ファンとしては「何か言えない理由があるのでは？」と考えてしまうのかもしれません。
こうした情報の少なさも、不仲説をはじめとする様々な憶測を生む土壌となっているようです。
もちろん、これらも確証のある話ではありませんが、解散理由を考える上で多くのファンが気にしている点であることは間違いありません。
【ガーネットクロウ解散理由】ファンが辿り着いた憶測とは？：まとめ
この記事では、多くのファンに惜しまれつつ解散したGARNET CROW（ガーネットクロウ）の解散理由について、公式発表からファンの間で語られる様々な憶測までを探ってきました。
公式には「やりきった」という言葉で説明されていますが、ファンの間では、AZUKI七さんのプライベートな活動やメンバー間の不仲説など、様々な理由が考察され続けています。
解散から10年以上が経過した今でも（※読み込み情報時点）、SNS上では解散を惜しむ声や理由を探る投稿が後を絶ちません。
解散後にファンになった人や、サブスク解禁で改めて楽曲に触れた人も多く、ガーネットクロウの音楽が決して色褪せない魅力を持っていることを示しています。
しかし、明確な理由は謎のままであり、ファンそれぞれの心の中に「自分なりの解散理由」が存在するのかもしれません。
確かなことは、ガーネットクロウが残した楽曲たちが、これからも多くの人々に聴き継がれ、愛され続けるだろうということです。
解散の真相は分からなくても、彼らの音楽は永遠に輝き続けるでしょう。
