「ブリティッシュベイクオフ」の人気審査員、メアリー・ベリーさんの突然の降板。
その理由が気になっている方も多いのではないでしょうか? 長年番組の「顔」として親しまれてきたメアリーさんが、なぜ番組を去る決断をしたのか。
この記事では、メアリーさん自身が語った降板の理由や、番組移籍の背景、そしてポールさんやメルさん、スーさんといった共演者との関係について、ご本人のインタビューや関連報道をもとに詳しく解説していきます。
当記事を読めば、メアリーさんがブリティッシュベイクオフを降板した本当の理由とその背景にある人間模様を知ることができますよ!
ブリティッシュベイクオフ:メアリー降板の公式な理由
メアリーが語ったBBCへの忠誠心と降板理由
「ブリティッシュベイクオフ」が、多くのファンに愛されながらも放送局を移籍するという大きな出来事がありました。
2017年、それまで放送していたBBCから、Channel 4へと移ることが発表されたのです。
この移籍に伴い、番組の顔ともいえる出演者たちがどうするのか、大きな注目が集まりました。
まず、司会を務めていたメル・ギェドロイツさんとスー・パーキンスさんが、「番組が『家』を離れるのは悲しい」として、Channel 4には移らず降板することを表明します。
彼女たちのユーモアあふれる進行が好きだったファンからは、悲しみの声が多く上がりました。
そして、その数日後、ファンにとってさらに衝撃的なニュースが飛び込んできます。
長年、ポール・ハリウッドさんと共に審査員を務めてきた「お菓子の女王」メアリー・ベリーさんも、降板を発表したのです。
メアリーさんがいなくなるなんて…と、多くの視聴者が動揺しました。
では、なぜメアリーさんは降板を決めたのでしょうか。
彼女自身が語った最も大きな理由は、「BBCへの忠誠心」でした。
メアリーさんは、BBCがこの番組と自分自身を長年、大切に育ててくれたことに深い感謝の気持ちを持っていました。
彼女はインタビューで「これはBBCの番組であり、そこで育ったもの。だから私はBBCと共に、メルとスーと共に残ることに決めました」と明確に語っています。
BBCという放送局で働くこと自体に、彼女は誇りを感じていたのでしょう。
番組が始まった当初から関わり、ユニークで素晴らしい番組フォーマットだと感じていたからこそ、その「家」であるBBCを離れるという選択肢はなかったのかもしれません。
彼女の降板発表のコメントには、
「テントでの7年間の魔法の一部でいられたことは、なんと光栄なことだったでしょう」
「ベイクオフ・ファミリー、ポール、メル、スーは私にたくさんの喜びと笑いをくれました」
といった感謝の言葉も。
さらに、「私のBBCに残るという決断は、私と番組を育ててくれたBBCへの忠誠心からです」という、理由がはっきりと述べられていました。
そして最後に、番組の名物フレーズ「湿った底(soggy bottoms)よ、さようなら」と締めくくったのです。
この言葉からも、番組への深い愛情と、BBCへの強い想いが伝わってきますね。
つまり、メアリーさんの降板は、他の誰かの影響というよりは、自身の信念とBBCへの感謝に基づいた、とても個人的で誠実な決断だったと言えるでしょう。
移籍せずBBC残留を決めたメアリーの想い
メアリー・ベリーさんが「ブリティッシュベイクオフ」の移籍に伴ってBBCに留まることを決めた背景には、彼女のBBCに対する深い想いがありました。
彼女にとってBBCは、単なる放送局ではなく、子供の頃から慣れ親しみ、自身のキャリアを築き上げてきた、いわば「育ての親」のような存在だったのです。
インタビューではっきりと「BBCで働くことは名誉なこと。
私はBBCで育ったのです」と語っていることからも、その特別な感情がうかがえます。
Channel 4へ移籍すれば、より良い条件やメリットが得られる可能性も示唆されていたようです。
しかし、メアリーさんはそうした提案に耳を傾けることさえしませんでした。
伝えられるところによると、Channel 4側とのミーティングを一度も持たなかったというのですから、その決意の固さがわかります。
彼女の中では、番組が成功したのはBBCという土壌があったからこそ、という確信があったのでしょう。
「ブリティッシュベイクオフ」はBBCで生まれ、BBCで大きく成長した番組です。
その原点への敬意と愛着が、彼女をBBCに引き留めた大きな要因だったと考えられます。
また、先に降板を決めていた司会のメルさんとスーさんと行動を共にしたことも、彼女の決断を後押ししたかもしれません。
メルさんとスーさんは、「生地(dough=お金の意味も含む)にはついていかない」とユーモラスに語っていましたが、その根底には、番組のあり方や「家」が変わってしまうことへの寂しさがありました。
メアリーさんも、そうした彼女たちの想いに共感し、番組開始当初からの「家族」とも言える仲間たちと同じ道を選ぶことに、ある種の連帯感を感じていたのではないでしょうか。
メアリーさんの降板コメントにある「ベイクオフ・ファミリー、ポール、メル、スーは私にたくさんの喜びと笑いをくれました」という言葉は、単なる社交辞令ではなく、心からの感謝だったはずです。
そして、「湿った底(soggy bottoms)よ、さようなら」という、番組を象徴する言葉で締めくくったことには、長年愛してきた番組への別れの寂しさと、自身の決断への潔さが込められているように感じられます。
金銭的なメリットや新しい舞台への魅力よりも、育ててくれた場所への恩義と、オリジナルの番組フォーマットや仲間たちへの愛情を優先した、メアリーさんの誠実で強い想いが、BBC残留という決断につながったのです。
ブリティッシュベイクオフ:メアリー降板理由の背景
ポールとの友情は?降板後の関係性についての噂
「ブリティッシュベイクオフ」といえば、メアリー・ベリーさんとポール・ハリウッドさんの名コンビを思い浮かべる人も多いでしょう。
7シーズンにわたり、時には厳しく、時には温かく参加者たちの作るお菓子を審査してきた二人の姿は、番組の大きな魅力の一つでした。
しかし、番組がChannel 4へ移籍する際、メアリーさんはBBC残留を選び、ポールさんはChannel 4へ移るという、別々の道を選ぶことになります。
この決断の違いが、二人の友情に影響を与えたのではないか、と心配する声も聞かれました。
メアリーさん自身は、降板後もポールさんへの敬意を公に示しています。
インタビューでは「ポールと私には、私たちにとって何が重要かについて意見の相違がありましたが、彼は素晴らしいパン職人であり、私は彼をとても尊敬していました」「私はいつでも彼の味方です」と語っており、プロフェッショナルとしての尊敬の念は変わらない様子を見せていました。
しかし、その一方で、二人の関係が以前ほど良好ではないのでは?という噂も後を絶ちません。
特に大きな話題となったのが、2019年にイギリスの新聞「The Sun」が報じた内容です。
記事によると、メアリーさんは、ポールさんが元妻のアレックスさんと別れた際の振る舞いに「非常に失望している」と、彼女に近い関係者が語ったというのです。
さらに、メアリーさんはポールさんの新しいパートナーであるサマーさんと「知り合おうとさえしていない」とも伝えられました。
そして驚くべきことに、メアリーさんはポールさんとの気まずさを避けるためか、料理家として活動を始めた元妻のアレックスさんを積極的に支援し、彼女の知名度アップに協力している、とも報じられたのです。
この記事が事実だとすれば、番組移籍の際の意見の相違だけでなく、その後のポールさんのプライベートな問題が、二人の関係に影を落としている可能性が考えられます。
もちろん、これらはあくまで報道や関係者の話であり、ご本人たちが直接語ったことではありません。
しかし、かつて番組内で見られたような、親密で息の合ったコンビネーションが、舞台裏でも同じように続いているとは考えにくい状況なのかもしれませんね。
公式な場では互いへの敬意が示されていますが、水面下では複雑な感情が交錯している可能性も否定できない、というのが現状のようです。
メル&スーとの絆:メアリー降板後も続く交流
メアリー・ベリーさん、そして司会を務めていたメル・ギェドロイツさんとスー・パーキンスさんは、「ブリティッシュベイクオフ」のオリジナルメンバーとして、ポール・ハリウッドさんと共に番組を大成功に導いた立役者たちです。
特にこの3人の女性陣は、番組がChannel 4へ移籍する際にBBCに留まるという同じ決断を下した、いわば「運命共同体」とも言える存在でした。
番組を離れた後も、彼女たちの間には温かい絆が続いているようです。
メアリーさんは、メルさんとスーさんのことを非常に高く評価しています。
インタビューでは「彼女たちは並外れて賢いのよ」「ユーモアは спонта́нный(自発的)で、とても生意気。
陽気で、私は彼女たちが大好きなの」と、愛情たっぷりに語っていました。
この言葉からも、単なる仕事仲間以上の、深い親しみを感じていることが伝わってきます。
メルさんとスーさんが降板を決めた理由も、メアリーさんのBBCへの忠誠心と通じるものがありました。
彼女たちは、番組が長年慣れ親しんだ「家」であるBBCを離れることに「悲しみ」を感じ、「生地(dough=お金)」にはついていかない、と表明しました。
番組の本質や、これまで築き上げてきた雰囲気が変わってしまうことを懸念していたのでしょう。
同じ価値観を共有し、共に大きな決断を下した経験は、彼女たちの絆をより一層強いものにしたのかもしれません。
メアリーさんがBBC残留を決めた理由の一つとして、「メルとスーと共に(BBCに)残る」と語っていたことからも、二人の存在が彼女にとって大きな支えであったことがうかがえます。
番組の中では、メアリーさんが審査員、メルさんとスーさんが司会という立場でしたが、舞台裏ではきっと、年齢や立場を超えた友情で結ばれていたのでしょうね。
番組という共通の場で過ごした「7年間の魔法のような時間」の思い出は、彼女たちにとってかけがえのない宝物のはずです。
メアリーさんが今でもメルさんとスーさんを「とても好き」と語っていること、そしてメディアで伝えられる彼女たちの良好な関係性を見る限り、番組が終わった後も、その温かい交流は続いていると考えて間違いないでしょう。
番組移籍という波乱を共に乗り越えた3人の友情は、これからも続いていくのではないでしょうか。
【ブリティッシュベイクオフ】メアリーの降板理由はとポールとの亀裂?:まとめ
「ブリティッシュベイクオフ」からメアリー・ベリーさんが降板した理由について、様々な情報を見てきました。
メアリーさん自身が語る最も大きな理由は、長年お世話になったBBCへの深い感謝と忠誠心でした。
彼女にとってBBCは育ての親のような存在であり、番組が生まれた場所を離れるという選択はできなかったのです。
金銭的なメリットよりも、自身の信念や恩義を優先する、メアリーさんの誠実な人柄が表れた決断だったと言えるでしょう。
一方で、降板の背景には、共演者との人間関係の変化も噂されています。
特にポール・ハリウッドさんとの関係については、番組移籍だけでなく、その後のプライベートな出来事も影響し、以前のような親密さはない可能性が報じられています。
しかし、同じくBBC残留を選んだ司会のメルさん、スーさんとの間には、番組を離れた後も変わらぬ温かい友情が続いているようです。
このように、メアリーさんの降板という出来事の裏には、プロフェッショナルとしての信念、そして長年番組を共にしてきた仲間たちとの様々な人間模様が隠されていました。
「ブリティッシュベイクオフ」という番組の魅力と共に、こうした舞台裏のストーリーにも思いを馳せてみるのも面白いかもしれませんね。